目次
Toggleナスとオリーブオイルでつくる、中東の静かな贅沢
甘やかされたお父さん”という名前のナス料理が、中東にはある。
ババ・ガヌーシュ(Baba ghanoush / بابا غنوج)の意味は、アラビア語由来で、いくつかの解釈があります。ババ(Baba) = 「お父さん」「父」、ガヌーシュ(Ghanoush / Ghanūj) = 「甘やかされた」「愛される」「わがままな」という意味です。直訳すると「甘やかされたお父さん」「愛されるお父さん」となるようです。
ババ・ガヌーシュとはどんな料理?
ババ・ガヌーシュは、レバノンやシリア、パレスチナなど東地中海沿岸で広く親しまれてきたナスのペースト料理。
“メゼ(小皿料理)”の定番として、パンとともに食卓の中央に置かれます。
名前の由来には諸説ありますが、直訳すると
「甘やかされたお父さん」や「愛される父」など、どこか温かい響き。
この料理は、豪華さではなく、
素材と火入れ、そしてオリーブオイルの質で決まります。
味の構造
基本構成はとてもシンプルです。
炭火や直火で焼いたナス
タヒニ
にんにく
レモン
塩
仕上げのエクストラバージンオリーブオイル
主役はナスですが、
料理の完成を決めるのは最後にかけるオリーブオイル。
香りのトップノートとして立ち上がり、
燻香と混ざり合い、
口の中で乳化し、
余韻を残します。
再現レシピ
材料(2〜3人分)
ナス (2本、100~150g)
練りごま(タヒニ代用品) 大さじ1〜2
レモン汁 小さじ2
にんにく 少量(すりおろし)
塩 適量
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1+仕上げ用
作り方
ナスを直火、魚焼きグリル、またはオーブンで皮が黒くなるまで焼く
皮をむき、水気を軽く切る
包丁で粗く刻む(撹拌しすぎない)
タヒニ・塩・レモン・にんにくを混ぜる
器に盛り、中央にくぼみを作る
仕上げにオイルをたっぷり注ぐ
重要:加熱工程では油を使わない
香りの立ち上がりは“仕上げオイル”で作る
ババ・ガヌーシュは、
オイルの青さ
苦味の余韻
フレッシュ感
がダイレクトに出る料理。
